我々司法書士は、登記申請手続きに印鑑証明書の添付を要求される際には、印影の照合に細心の注意を払います。市民の権利擁護のためにも、行政にも細心の注意を払って頂きたいものです。
讀賣新聞記事
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120725-OYT1T00548.htm
東京都府中市は24日、証明書用自動交付機で発行された印鑑登録証明書について、印影のサイズが実印よりわずかに大きくなって印刷されるミスがあったと発表した。
市によると、9日の改正住民基本台帳法施行に伴い、印鑑証明書に記載される氏名などのレイアウトも変更。窓口で発行した証明書は問題なかったが、本庁舎と、市政情報センター(京王線府中駅内)にある自動交付機計2台で、印影のサイズ設定に誤りがあり、0・2ミリ程度大きくなったという。
サイズが異なっていたのは、9~18日に自動交付機で発行された505人分の計799通。立川市であった類似のケースが18日に報道され、府中市も調べたところ、ミスが判明した。
市では同日夜に修正を終えたが、発行済みの証明書は、肉眼では判別できないわずかな差で、市民からの指摘もなかったことから、「問題はないだろう」(市総合窓口課)と判断した。
しかし、23日になって、金融機関に証明書を提出した市民から、「実印より少し大きい」と連絡があり、該当する証明書を全部差し替えることにしたという。市では、早急に正しい印影入りの証明書を持参して取得者全員を訪問し、謝罪する方針。
(2012年7月25日14時51分 読売新聞)